- 2008-08-10 (日)
- 書評






感想を一言でいえば、これからは
「ソフトウェア」の時代がやってくる。
という点に尽きます。
Googleのすごいところは、ボトルネックとなる点をソフトウェアを自前で開発することで、クリアをしていっている点。研究段階の方法論としては確立している技術を使っているケースも多いとはいえ、それを実践できるのは非常に高い技術力を持っている証拠だと思います。
プログラムが持つ未知なる(いや、Googleにとっては既知ですが)能力を、これほどまでに引き出している会社があるとは想像をしていませんでした。
著者は、理系の大学3年生レベルの知識があれば、読めるということでしたがそのとおりだと思います。とても読みやすく、3時間くらいかけて一気に読破してしまいました(あ、ちょっと飛ばし読みした部分もありますが・・)。
帯で、Ruby作者のまつもとゆきひろさんが評している言葉が本書の魅力を的確に表現しています。
Googleのしてきたことは、コンピューティングの未来の先取りです。
IT業界に携わるすべての人たちにとって、必読の本ではないかと。
もちろん、今すぐに自分の仕事上に生かせる知識ではないけど、近い将来に新しいことにチャレンジする際にひとつの選択肢として、Googleのしてきたことを考慮に入れることができるか、できないかという点で言えば、できたほうがいい。
ちなみに、本書を構成している情報のリソースは、大抵の場合はGoogleが発表している論文です。もちろん、英語ですが。
つまり、本書で書かれていることはシリコンバレーでは何年も前から既知の情報として、そこにいる人たちの間では知れ渡っていることなんですね。
これ以上、遅れをとるわけにはいかないですよ。お盆休みにぜひ、手にとってみてくださいー。
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